2007年06月26日

衣服と建築 

気になる関係

「ファッションと建築の接近は、技術をどん欲に取り入れてきた日本人デザイナーや建築家の影響が大きい」と話すホッジさん。 1980年代以降、ファッションと建築の蜜月(みつげつ)時代が続いているという。ある建築家は「ファッションの表層的な軽さがうらやましい」と言い、ファッションデザイナーは「建築の揺るぎない安定感にあこがれる」と話す。

 そうした両者の親密な関係を探った国際巡回展「スキン+ボーンズ 1980年代以降の建築とファッション」が、8月13日まで国立新美術館(東京)で開かれている。

 ファッションデザイナーや建築家など計約40人の手がけた建築模型や写真、コレクションで発表した作品など計約230点を展示。ファッションと建築がいかに影響を与え合っているかを体感できる。



建物を結ぶ連絡橋の建築模型と、襟が幾重にも重なったファッションとの関連性を展示で紹介 例えば、オランダ出身のヴィクター&ロルフがデザインした襟が幾重にも重なった服と、正方形のフレームをずらしながら重ね、アコーディオンの蛇腹のように見える連絡橋の模型を並べて展示。両者の外見的な共通性を一目で理解できる。

 プリントやドレープなどファッションのモチーフを、建築家が積極的に取り入れている様子も実感できる。国際的に活躍する坂茂(ばんしげる)の設計した住宅は大きなカーテンウオールが風に揺れる。また、スペインを拠点に活躍する建築家集団は67色のタイルを使い、カラフルなカジュアルウエアをはり付けたような大きな屋根の商業施設をデザイン。

 ロサンゼルス現代美術館で始まった展示を企画した同館学芸員のブルック・ホッジさんは「身体の保護と独自性の表現という点で、衣服と建築は共通点が多い。80年代以降、コンピューターの普及や技術革新によって両者は、さらに緊密になった」と話す。

 展覧会を見終わって外に出ると、いつもの見慣れたビルが着飾って個性を発揮しているよう。様々なファッションを楽しむ人たちの群れさえも小さな街のように見えてきた。(文・高橋直彦)

(2007年6月15日 読売新聞)

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大人の女性向け

サンリオ、大人の女性向けに「ハローキティ天使・小悪魔デザイン」シリーズを発売

「天使ガール?」と「小悪魔ガール?」、あなたはどっち?
「ハローキティ天使・小悪魔デザイン」シリーズ発売のお知らせ


 株式会社サンリオ(本社:東京都品川区、社長:辻信太郎)は、「ハローキティ天使・小悪魔デザイン」シリーズを2007年6月8日から発売いたします。
 「天使と小悪魔、あなたはどっち?」をキーワードに、女性なら誰でも持っている2面性を、ラブリーでスイートな「天使ガール」とクールでキュートな「小悪魔ガール」にわけ、新しい「ハローキティ」の世界を表現いたしました。
 OLや女子大生を始めとする大人の女性に向け、流行の「モノトーン」を基調としたカラーに、「エロかわ」と呼ばれるファッショントレンドを加味し、ちょっとセクシーなテイストに仕上げました。
 商品は、ポーチとミラーや、かわいいケース入りのガムとミントを始めとするOLのバッグの中身の定番品のほか、気軽に身につけられるTシャツやキャミソールなどの衣料品と、ポーチに入ったネイルセットやオードトワレなどのおしゃれグッズや、ステーショナリーなど全58点です。
 その日の気分で使い分けもでき、毎日を楽しく演出してくれる生活雑貨シリーズの登場です。

(NIKKEI NET)

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2007年06月07日

男性用レインシューズ

スーツ姿にもマッチ

 通勤や営業などで外を歩き回るサラリーマンにとって、間もなく迎える梅雨は、靴の汚れや浸水に悩まされる季節でもある。足元のおしゃれに気を配る男性が増え、防水性能を高めた靴の人気も高まっているという。スーツ姿にも合う男性用レインシューズを紹介する。


ゴアテックス
 防水機能を持つ素材として知られるのが、ゴアテック社の「ゴアテックス(GORE―TEX)」だ。1平方センチあたり約14億個の微細な穴が開いた樹脂フィルムは、気体の水蒸気は通すが、液体の水は通さない。防水性と通気性を兼ね備えているため、開発当初は「奇跡の素材」として防水ジャケットなどの登山用品などに多用された。

 このゴアテックスを使ったのが、アサヒコーポレーションの「BUSINESS―EXPRESS(ビジネスエクスプレス) 通勤快足」シリーズだ。ひも付きのほか、ローファータイプなど豊富な種類を取りそろえている。

 リーガルコーポレーションの「REGAL(リーガル)」ブランドシリーズの中にもゴアテックスを使用した靴がある。縫い目からの浸水も防ぐため、靴の甲と底の部分を接着剤で張り合わせる「セメント製法」を採用して、高い防水性能を実現した。

 人間工学に基づいて「履き心地の良さ」を追求するエコーのビジネスシューズも、ゴアテックスを使用。かかと部分には、雪道でも滑らない工夫を凝らしている。

 マドラスの「madras Walk(マドラスウオーク)」シリーズは、内側にゴアテックスを使っている。表面は皮革なので、高級感が漂う。中底には、歩行時に足裏にかかる力を分散する衝撃吸収インソールを装備した。


はっ水加工
 オカモトの「Dr.ASSY(ドクターアッシー)」シリーズは、はっ水加工を施した皮革を使用。歩行時に靴の中の湿った空気を排出する「エアー・ベンチレーション・システム」を採用し、通気性も高めている。

 人気スニーカー「コンバース」で知られるムーンスターの「Mr.BROWN(ミスターブラウン)」シリーズもはっ水タイプだ。甲とかかと部分を一体成型する「ダイレクトソーリング」製法で作られており、底のはがれや水漏れが少ない。フッ素樹脂加工を施したものもあり、手入れが簡単だ。


記者のひとこと
 雨の日に靴の中がぬれるのは、靴の表面や縫い目からの浸水だけではなく、靴と足首のすき間から入る水しぶきも原因だそうだ。レインシューズで浸水の不快感はある程度解消できるが、完全ではない。社内外で別の靴に履き替えたり、同じ靴を連日履かないといった工夫も必要だろう。

(2007年06月06日 読売新聞)

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2007年05月31日

イタリア

伊の赤 オレ流

 紺色のブレザーに真っ白なシャツ。それにパンツを合わせるなら、どんな選択肢があるだろう?

 ライトグレーのサマーウール、あるいはベージュのチノパン。ちょっとしゃれてジーンズ。そんな答えが日本人の男性からは返ってきそうだ。

 ところが、イタリア人は違う。赤やオレンジのパンツを合わせ、ドレスアップする。日本人にはなかなか思いつかない色彩感覚で自己主張する男性をこの春、取材で訪れたイタリアで何度も目にした。

 グレープフルーツやオレンジを連想させる柑橘(かんきつ)系ファッション。イタリア以外でも、“赤パン”や“オレパン”を愛用しているのはなぜかイタリア人が多い。

 「なぜ、赤かって? そりゃあパッション(情熱)を表現しているのさ」。ピッタリしたシルエットの赤パンを上品にはきこなしていた40歳代後半の男性はサラリと言ってのけた。足元は茶色のスリッポンで決めていた。

 キリスト教社会で赤は愛、青は智(ち)を象徴するという。聖職者が赤い祭服を着る機会も多く、ラテン系のイタリアの男性にとって「赤」は子どもの時から親しみのある服の色なのかもしれない。

 日本でイタリアの男性ファッションが広がるとともに、情報が瞬時に紹介され、赤やオレンジのパンツを売っている専門店もある。しかし、「黒やベージュと比べると人気は低く、中高年で購入する人は多くありません」と販売担当者。

 日本人男性が赤パンやオレパンをはきこなすには時間がかかりそう。イタリア流のおしゃれ、実は手ごわいのだ。(文・高橋直彦 写真・中島正晶)

(2007年5月25日 読売新聞)

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